612

記載無

紙、油性ペン / 250×354mm

作品のエピソード

書かれているのは、ドラマのエンドロール、昭和世代のマイナーアイドル・ボクシング選手、楽しみにしている外出にまつわること、などなど。普段、太陽さんが口にしている言葉そのものが書きつけられています。それらは独自の文字で刻まれ、なんとも言えぬあとを引くリズムを生み出します。紙面に文字を書いてはしまい、出して眺めてはまた書き足す。紙はそのくり返しで、角が取れ、日焼けし、あじわいを深めてゆきます。

書かれているのは、ドラマのエンドロール、昭和世代のマイナーアイドル・ボクシング選手、楽しみにしている外出にまつわること、などなど。普段、太陽さんが口にしている言葉そのものが書きつけられています。それらは独自の文字で刻まれ、なんとも言えぬあとを引くリズムを生み出します。紙面に文字を書いてはしまい、出して眺めてはまた書き足す。紙はそのくり返しで、角が取れ、日焼けし、あじわいを深めてゆきます。