2017.3.3(金)-3.8(水) COREDO室町 江戸桜通り地下歩道/大手町タワー OOTEMORI B2プラザ
昨今、障がいのある作家の作品展が多く開催され、アール・ブリュット、アウトサイダーアートなど様々な呼称で紹介されています。ですが、今回のような展覧会は誰も観たことが無かったのではないでしょうか!?
同展は、日本財団が、2017年度より障がい者の多様な芸術文化を「日本財団DIVERSITY in the ARTS」と名づけて複数の企画を展開していくプロジェクトのプレイベントです。障がい者とアートの分野をきっかけとし、多くの人が参加者となり、さらに新たな企てや担い手が生まれることを目的としています。
キュレーターは、日頃から障がい者アートの活動をする東ちづる(女優・Get in touch 代表)と中津川浩章(美術家)の2人。
今回の展示の目玉は、障がい者アートの世界を切り開いてきた、海外でも高く評価されている6つの福祉施設の展覧コーナーの設置。さらには、国内外での高評価を誇る著名なベテラン作家から、新進気鋭の作家の作品を展示。約60点にも及びます。作家達には、精神障害、発達障害、知的障害などの特性があり、専門的な美術教育は受けていません。既成概念や美術史、権威などに影響されない、その独特な表現にきっと心揺さぶられます。会場のモニターでは、作家たちのエネルギッシュで自由奔放な創作風景も上映します。
同展を通じて、決して「障がい」という言葉だけで括ることができない彼等の「特性」や「個性」の豊かさを知り、“良いものは良い”と感じることが、多様性をみとめあうことができる「まぜこぜの社会」=「インクルーシブな社会」の実現につながる大きなキッカケになるものと考えています。
伊藤賢士/伊藤峰尾/上田志保/鵜飼結一朗/大川誠/川上建次/川村紀子/橘高博枝/鬼頭純平/衣笠泰介/木伏大助/木本博俊/小林覚/斎藤辰夫/齋藤裕一/佐久田祐一/佐々木早苗/佐々木卓也/舛次 崇 /城谷明子/田久保妙/田崎飛鳥/辻勇二/西岡弘治/橋本吉幸/平野信治/戸來貴規/マスカラコントラマスカラ/松本寛庸/松本倫子/溝上強/森田郷士/八重樫道代/横溝さやか/渡邉あや
以上35名
主催:日本財団
キュレーター:東ちづる、中津川浩章