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魔法の足で一作入魂

森 陽香

MORI Haruka

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1988年福島県出身・在住。主な受賞歴に、第2回 産経はばたけアート・フェスタ2008 優秀賞(大阪市立美術館館長、篠雅廣氏選)、第4回福島県障がい者芸術作品展「きになる⇆ひょうげん2020」日比野克彦賞など。主な出展歴に、「アール・ブリュット ジャポネⅡ」(パリ市立アル・サン・ピエール美術館/フランス/2018-2019)、「それはみちのおくでうまれた」(くらよしアートミュージアム無心/鳥取/2016)、「unico展」(Jギャラリー/東京/2021)など多数。2022年に『d design travel 福島 』表紙に作品採用。

のびやかに画面からはみ出す生き物たち。森の制作は、週3日通う事業所・パッソで行われている。描かれるモチーフには動物や魚、虫などの生き物が多くみられ、そのほとんどが輪郭線を描かずに表現されている。大胆な筆跡の躍動と、生き物たちの愛嬌あふれる表情とがあいまって、作品には不思議な生命力が宿り、今にも動き出しそうである。この作風は、両腕が不自由な森が、脚で制作を行っていることに起因するところが大きい。制作のほとんどは森が自身で行うが、森の指示を受けて事業所のスタッフがサポートすることもある。

受賞歴

第2回 産経はばたけアート・フェスタ2008 優秀賞(大阪市立美術館館長、篠雅廣氏選)
第3回福島県障がい者芸術作品展 「きになる⇆ひょうげん 2019」特選
第2回 Art to You! 東北障がい者芸術公募展 入選

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